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第十三話 死後の世界

正月には、みんな家族で神社にお参りに行ったことでしょう。そして何かお願いしたのではないでしょうか。ある人が言った死後の世界を紹介しよう。
皆さんのおじいちゃん、おばあちゃん、またその先祖は、見えないけれども空の上から子孫である「あなたたち」をずっと見ているそうだ。だから、あなたたちが良い行いをすると、空の上でおじいちゃんたちは周りの人に自慢し合っているのだ。「あれが俺の自慢の孫だぞ。」「さすが俺に似ていい奴だ。」しかし、それが逆で悪い行いをすると周りの人から「あの子、あなたの孫じゃないですか。困ったものですね。」と穴があったら入りたいほど恥ずかしいらしい。いつか死んで先祖に会ったら、「ずっと見てたよ。がんばったね。」と言われたいものだ。
また、空の上の先祖から見れば、良い行いをする人は金色に輝き、悪い行いをする人は泥まみれで真っ黒い色をしているらしい。いくら髪を金色に染めても、きれいな服で着飾っても、空から見れば真っ黒に見える。しかし、そんな先祖もやっぱり応援するのは自分の子孫である。「今はこうだけれども、いつか必ず。」と信じて見守り続ける。だから、あなたたちも、時には空を見上げ、「じいちゃん。ばあちゃん。がんばるから、よく見ていてくれよな。」と、きっと聞こえているはずだ。


 


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