中学・高校生の諸君へ
MENU »中学・高校生の諸君へ »第十四話 あいさつ第十四話 あいさつ
福田南中学校では、週はじめに「あいさつ運動」をしている。失礼な言い方であるが、気持ちいいあいさつをする生徒は本当に少ない。恥ずかしさがあるのか、小学校まではしていたのかもしれないが、もう一度思い出してほしい。
社会に出れば、このあいさつで成功した例は山ほどある。同僚と比べ、能力が劣り、劣等感いっぱいだった人が、あいさつだけは誰にも負けないようにできると思い、誰に対してもあいさつに気を使った。そのおかげで一番に出世した人もいる。また逆に、あいさつをしなかったことで失敗したと後悔している人も多い。いくら勉強ができる子でも、こちらがおはようと声かけても返事もしない。それでは、その人の値打ちは下がる。逆に、勉強ができなくても、あいさつなら誰にも負けないと思って、今からでも遅くはない、大きな声で「おはようございます」と言ってほしい。
また、ある人は、「あいさつは先にした人の方が勝ちだ」と言っていた。「おはようございます」はあいさつの王様であるという言葉もある。だから、あなたたちの方から先に、親、近所の人、先生に大きな声で「おはよう」と言えば、きっと何かが変わっていくはずである。