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第十六話 窓

私が高校生の時、国語の先生が中央高校の弁論部の練習を見に行った時の話。
今、その弁論部があるかどうかは知らないが、その日の練習は、顧問の先生がひとつのお題を出す。しばらく考えてそのお題で3分間スピーチをするというものだった。その日のお題が「窓」。そのスピーチを紹介しよう。
松山千春の「窓」という曲を知っていますか?その詩の中に「小さな窓から見えるその世界が僕のすべて 空の青さはわかるけど 空の広さはわからない」この詩のように、わたしたちは自分の部屋に閉じこもって外へ出ようとしない。そんなことじゃダメ。自分の心の窓を開いて新しい世界に飛び出そう。
要約すればこうだが、これを3分間ちょうどぴったりにまとめていたそうだ。このスピーチに先生が感動し、翌日の授業で教えてくれたのである。聞いた私も「空の青さはわかるけど空の広さはわからない」という詩が心に響き、今も覚えている。同じ話の繰り返しになるが、井の中の蛙ではダメである。今、お山の大将かも知れないが新たなところへ行けば、一番下っ端になるかもしれない。人生そんなことの繰り返しである。常にチャレンジを。


 


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