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第一話 親友

二十年以上前、ある週刊誌にアントニオ猪木の人生相談というコーナーがあった。そこに一人の大学生が親友について相談してきた。その内容は「僕には親友といえる友達がひとりもいません。どうしたら親友ができるでしょうか?」というものだ。アントニオ猪木の答えはこうだ。「親友とは何か?自分のことを一番理解してくれ、何でも相談できる人。困った時に助けてくれる人。他にもいろいろあるかもしれないが相手にそんなことを求めるのではなく、自分が相手にとってそんな人間であるかどうか考えるべきだ。そうすればおのずと親友はできる。がんばれ。」
今のあなたたちは仲がいいのか悪いのかよくわからない。仲よく遊んでいると思えば次の日にはバラバラになっている。アントニオ猪木が言うように、自分が相手にとってどんな存在であるかということを考えて行動してほしい。実際、親友というものは何人もできるものではないし、一生涯かけて一人できる。そんなものかもしれない。しかし、一人でもできれば、それは最高の宝物である。


 


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