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第五話 ふたつの足跡

アメリカはキリスト教の国である。大統領も教会の牧師さんに悩みを相談することがある。レーガン大統領の夢の話。
レーガン大統領は小さい頃からよく見る夢がある。その夢とは砂浜を一人で歩いている。ふと、振り返ると、そこにはふたつの足跡がある。一人だと思っていても、いつも神様が一緒にいてくれているというものだ。
しかし、この前見た夢はふたつあった足跡がひとつになっていたというのだ。ちょうどその頃、レーガンさんは大統領になってすぐ、暗殺未遂にあったり、国内外でさまざまな問題が重なり、本人も大変疲れていた。そして、レーガン大統領は牧師に「神様は私を見放したのだろうか?」と相談した。そうしたら、牧師は「大統領。神様は決してあなたを見放したりはしませんよ。あまりに疲れて歩くことさえできなくなった大統領、あなたを背負ってくれたのですよ。ひとつになった足跡はあなたを背負った神様の足跡ですよ。いつも一緒にいますよ。」その後、レーガン大統領は2期8年という任期を無事全うしたのでした。あなたたちがレーガン大統領で、親が神様だと思ってもう一度読み直してほしい。


 


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