中学・高校生の諸君へ
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小学生の頃、「小学○年生」という月刊誌がすごく楽しみでした。特に付録の多い時はうれしかった。その本より、付録の方が多い時もあった。パンパンにふくれあがった本はとても魅力的でした。
私たち自身もそうである。大人であれば仕事であり、家庭であるというのがベースというか本の部分である。あなたたちでいうと中学生、勉強というのがそういう部分であろう。付録の部分は、私事で申し訳ないが、消防団、青年団、子ども会、町内会といった地域での活動、また和太鼓、マジックなどもやっている。あなたたち中学生でいえば、部活動であり、習い事であり、ボランティア、趣味、料理が上手であったり、家のお手伝いであったりといった部分である。
時には、ベースである本より、付録の方が魅力的に思える時もある。勉強も大切だが、いろいろなことに挑戦したり、興味を持ったりして分厚い人間になって欲しい。薄っぺらな中身のない人間は、一見スマートでかっこよく見えるが、すぐに飽きられてしまう。分厚い人間は、かっこは悪く見えるかもしれないが、付き合えば付き合うほど味が出てきて魅力的である。